外食、値上げしても売れる時代?──私たちは“その逆”で戦う理由

あの頃の“気軽さ”を、未来にも。

外食、値上げしても売れる時代?──私たちは“その逆”で戦う理由
この記事は1分に500文字読み進めた場合 4 分で読めます

🟧【はじめに】

最近、関西の外食大手3社(和食さと・餃子の王将・杵屋)が値上げを実施したにも関わらず、いずれも好決算を出したというニュースが話題になっています。

「値上げ=客離れ」はもう過去の話なのか。
──でも、私たちRBR合同会社は、むしろ“逆の発想”で商いを続けています。


🟧【世の中の動き】

原材料や物流費の高騰は、飲食業にとって深刻な問題です。
それを受けて多くの企業が価格改定を実施し、それが収益向上に繋がっている事例も出ています。

確かに、価値のある商品には価格の見直しが必要な場面もある。
でも本当にそれだけで、お客様の“心”まで動かせているのか?


🟧【私たちの立ち位置】

私たちは、あえて「値上げしない」という選択をしています。
価格ではなく、体験・驚き・納得感で勝負する。それがRBRのやり方です。

たとえば──

  • 3時間1,290円の飲み放題は、破格でありながら「語れる体験」として価値を生み出す商品。
  • ふぐ・蕎麦・鉄板焼きといった贅沢メニューも、日常価格で驚きを提供しています。

つまり、私たちは価格で驚かせるのではなく、
「この価格でこの体験か!」という感情の反転を届けたいのです。

🟧【安くする理由は、恐れではない】

私たちは「値上げが怖い」から価格を据え置いているわけではありません。
むしろ──“外食の未来が分断されること”に危機感を抱いているからです。

かつて、外食とは“誰でも楽しめる日常のご褒美”でした。
ファミリーも、学生も、お年寄りも、みんなが気軽に「ちょっと外で食べよか」と言えた。
──それは単なる消費ではなく、人と人がつながる文化の舞台でした。

でもいま、じわじわと「外食が中流の文化ではなくなる」兆しが出てきています。

  • 値上げにより“行ける人”と“行けない人”の差が広がる
  • 「普段使い」だったお店が、「特別な日しか行けない場所」に変わっていく
  • 気軽な一杯が、“生活の余裕”を持てる人の特権になってしまう

それって、本当に豊かな社会なんでしょうか?


✨「文化を守る」ために、私たちは値上げしない

もちろん、コスト高の現実は無視できません。
でも──
「文化」を守れるのは、事業者しかいないと私たちは信じています。

私たちは、“ギリギリまで企業努力で価格を据え置く”という決断をしています。
それは、「安さで勝つ」ためではなく──
「気軽な外食という日本の宝物」を未来に残すための戦い方です。

🟧【まとめ】

値上げしても売れる時代、確かに来ています。
でも、それと同時に「価格を変えずに文化を守る覚悟」が問われる時代でもあると思うのです。

RBR合同会社は、これからも「価格に文化を宿す飲食」を、真面目に・楽しく・本気でやっていきます。