嘘つきビジネスの時代に、正直で戦える飲食業という奇跡

保険、銀行、広告…嘘が当たり前の社会で、誤魔化しが通用しない唯一の仕事。文化を継ぎ、人を育てるRBRの志とは。

嘘つきビジネスの時代に、正直で戦える飲食業という奇跡
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嘘を前提に成り立つ世の中で、それでも「飲食業」は正直でいられるのか?

「この世の仕事のほとんどは嘘でできている」

――そんな言葉を聞いて、あなたはどう感じるだろうか?

誇張でもなければ、陰謀論でもない。 むしろ、これが現実の“資本主義の姿”だと言った方が正確だろう。

金融、保険、広告、不動産、教育、通信、さらには美容や健康業界に至るまで、 多くのビジネスモデルは「都合のいい真実」だけを切り取り、残りを隠す。

嘘を前提に売上をつくり、誤解を前提に契約させ、幻想を前提に消費させる。 そして、嘘がバレる前に“数字”だけを残して人も商品も使い捨てていく。

では、そんな社会において――

我々の営む「飲食業」はどうだろうか?

嘘が効かない世界、それが「飲食業」

飲食は、良くも悪くも“誤魔化しの効かない仕事”だ。

出された料理がまずければ、もう二度と来ない。 おいしければ、再び笑顔で訪れてくれる。

お客様は目で見て、香りを感じ、舌で味わい、腹で満足する。 数字や煽り文句では動かない。体験こそが唯一の真実

もちろん、近年はSNS映えや広告演出による集客が増え、 「盛る」という行為が当たり前になりつつある。

映像では煌びやかな料理、実物はしょぼいワンプレート。

実態以上に魅せる過大広告に騙されて来店したお客様が、 失望して帰っていく例も少なくない。

そんな風潮が、“本来の飲食の美しさ”を壊し始めている。

飲食は文化であり、過去と未来をつなぐ橋

私たちは忘れてはいけない。

料理とは、ただのビジネスではない。 「人間が火を手にしてから、最も長く継承されてきた文化」そのものだ。

出汁の文化、発酵の知恵、四季の食材、もてなしの心。 日本の食文化は、世界でも稀に見る深みと美しさを持っている。

それを継承し、未来に渡していくという行為こそが、 本来の飲食店の使命だったはずだ。

安さや効率を追求するあまり、真心や技術を切り捨て、 ただ商品を「盛って」「売って」終わる業態へと落ちてしまってはならない。

たとえ時代が変わろうとも、 「火を使い、人を喜ばせる」という原点は変わらない。

嘘をつかずに勝てる美しさ、それがRBRの志

RBR合同会社が掲げる理念は、「飲食業を再起動する」こと。

我々は、マニュアル至上主義でもなければ、効率偏重の中央キッチンでもない。

現場で火を扱い、手を動かし、人と向き合い、文化を継ぐ。 その一つひとつに、嘘の入る余地はない。

私たちが理想とするのは、

  • 商品ではなく体験で勝負する飲食店
  • 売上ではなく継承で評価される現場
  • 数字ではなく“ありがとう”の重みを知る料理人

そうした人々と共に、未来へ歩みたい。

「楽して儲けたい」ではなく、 「努力の先にある喜びを、誰かと共有したい」

そんな文化人たちと、我々RBRは手を取り合って歩んでいく。

終わりに:日本の未来と、食の文化の未来と

社会にはびこる嘘だらけの仕事の中で、 飲食という“正直者のビジネス”は今、見直されるべき時に来ている。

正直であること、愚直であること、真面目であることが 報われる世の中を作っていくために、 私たちは今日も火を灯し、食卓を整える。

それは、誰かの今日を癒すためであり、 未来の誰かに文化を届けるためでもある。

RBRは、そんな文化人たちと共に未来へ向かって歩んでいく。