負け犬のゴミ!退職代行利用者にマフィア達が吠える【REAL VALUE#22】

負け犬のゴミ!退職代行利用者にマフィア達が吠える【REAL VALUE#22】
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もくじ

🧨第一章「退職代行=負け犬」?それ、本当に正しいですか?

「退職代行を使うやつは社会のゴミ」「自分の口で辞められない奴はクズ」
そんな罵声がネット上で飛び交っています。

しかし、それは果たして“正論”でしょうか?
現代社会の構造と労働環境を無視した、浅い道徳論にすぎないのではないでしょうか?

この記事では、退職代行をめぐる議論に対して、「本質的な問題は何か?」を掘り下げていきます。


🔍退職代行が広がる社会的背景とは?

まず、退職代行が利用される理由はシンプルです。

  • パワハラや圧力で「自分の口で辞めます」と言えない
  • 辞めたいと言うと怒鳴られる、居づらくなる、報復される
  • 退職を申し出る勇気が出るまでに心や身体が限界を迎える

これが今、多くの若者や労働者が直面している現実です。

退職代行は、「ストレス社会から命を守るための最後の脱出手段」になっているのです。


💥「自己責任論」では救えない

退職代行を否定する人たちがよく使う言葉──

  • 「甘えすぎだ」
  • 「社会人として無責任」
  • 「ちゃんと筋を通せ」

これらは一見正論に聞こえますが、実際は昭和的な労働観に基づいた押し付けです。
実際には、「責任感が強すぎる人」ほど、自分の口で辞めることができず、退職代行に頼らざるを得ないのです。


🌂「銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる」

この有名な格言のように、社会や企業は「元気で都合のいい人」には優しくしますが、
「限界を迎えた人」や「辞めたい人」には冷たい現実があります。

辞めたいと言った瞬間から、人格すら否定される。
そんな空気の中で、自力で辞められないのは当たり前ではないでしょうか?

🧩第2章:企業が退職を“裏切り”と感じてしまう理由

退職代行の議論において、よく見かけるのが「辞めるなんて無責任だ」「育ててやったのに」という企業側の感情です。
これは単なる感情論ではなく、企業にとって退職者=損失という構造的な理由があるからです。


🏦1. 社会保険料の企業負担:実は“見えない給料”を払っている

  • 企業は、従業員の健康保険・厚生年金・雇用保険の一部を毎月負担しています
  • たとえば月給25万円の社員には、月4〜6万円分の保険料を上乗せして支払っている
  • 1年働けば、企業の“見えない負担”だけで50万〜70万円以上にのぼるケースもあります

👉 経営者視点では、「こんなに負担してるのに、急に辞められるのか…」という心理になるのも無理はありません


🧑‍🏫2. 教育・育成にかかる“時間と精神的コスト”

  • 中小企業では特に、現場の先輩社員が自分の手を止めて新人を教える
  • 「手取り足取り教える=戦力になってもらうまでに半年〜1年かかる」のが普通
  • 辞める頃にようやく一人前…というケースも少なくありません

👉 このとき企業は「回収前に辞められた」=投資の損切りと受け止めてしまいます


💸3. 人材紹介会社経由の採用は“採用時点で100万円以上の投資”

  • 正社員1人を採用するのに、人材紹介会社を使うと紹介手数料として年収の30〜35%がかかります
  • たとえば年収350万円の人材なら、105万円前後を“採用時点”で支払うことになります
  • この費用は、たとえ3ヶ月で辞めても返ってきません

👉 つまり、「辞めた=100万円以上の損失」であり、
企業側はその人に“金銭的な執着”を持ってしまう構造になっています


💥結果:「お金も時間もかけたのに、すぐ辞めるなんて恩知らず」になる

これはまさに、

企業が“雇用=投資”と捉えすぎてしまったことによる、経営上の感情的反発です。


🤔でも、それって本当に“労働者の責任”ですか?

  • 労働者は「一生働く」と契約したわけではない
  • 教育も保険負担も、企業側が“選んで行った投資”に過ぎない
  • 採用手数料の損失も、企業のリスク管理の話であり、労働者のせいではない

👉「恩返しのために働き続けろ」というのは、労働契約を超えた道徳的支配に近いのです


💡企業が変えるべき視点:「回収」ではなく「共創」に

これからの時代、企業が持つべき視点は、

  • 「辞められることはリスク」ではなく、「辞め方も含めて信頼関係の質」
  • 「損をした」ではなく、「その期間で何を得られたか」
  • 「辞められた」ではなく、「また働きたくなる組織か」

という方向にシフトする必要があります。


採用・育成・社会保険料の負担を理由に退職を責めるのは、
“投資”と“支配”の区別ができていない経営です。

🔄 第3章:本当に問うべきは、「退職代行の是非」ではない

退職代行サービスに対して、「無責任だ」「逃げだ」「甘えだ」と批判される声が今も根強くあります。
しかし、本質的な問いはそこではありません。


❓なぜ、辞めることすら“裏切り”と見なされるのか?

背景には、企業側が抱える“構造的コスト”がありました。

採用手数料、教育・研修への投資、社会保険料の折半負担。
企業にとって、ひとりの退職は「ただ辞められただけ」ではなく、目に見える損失として計上されていきます。

しかし、それ以上に深刻なのは、労働者に“全体像”を見せない構造です。

現場では、あえて細分化された「パーツ仕事」しか与えられず、
売上・原価・利益といった数字はブラックボックスのまま。
マネジメントにも関与できず、経営のリアルな感覚から遠ざけられています。

これは、「独立や起業を安易にさせないための設計」でもあります。

経営の全貌を知るチャンスを与えないまま、
「あなたには経営なんて無理だ」という“空気”を醸成し、
無意識に労働者を“経営の外”へ排除し続ける。

結果として、辞める=組織の裏切りとされ、
それが当然かのように感じてしまう社会ができてしまっているのです。


📣 日本人がアップデートすべき「3つの労働観」

✅ 「辞める=悪」ではない

まるで“借金=悪”と同じように、「辞める=悪」という価値観が根付いていますが、これは経営者の思考ではなく労働者的思考です。

✅ 責任感のある人ほど壊れてしまう

本来、逃げなければいけない状況でも「自分がいなくなったら…」と責任を感じ、壊れるまで働いてしまう人が多い。
退職代行を使う人は無責任なのではなく、真面目で限界に達した人なのです。

✅ 退職代行は、精神的に追い詰められた人の“命綱”

本当に無責任なのは、そうなるまで「辞められない空気」を放置している社会の側ではないでしょうか。


✅ 企業側が本当にやるべき3つのこと

  1. 「辞めます」と言える空気を作る
  2. 退職者を悪く言わない
  3. 辞める人にも敬意を払う

これができれば、退職代行は不要になる社会を実現できます。


🧭 結論:「逃げるな」じゃない。「逃げられるようにしておけ」

退職代行を使った人は、「逃げた」のではありません。
「壊れる前に、自分を守った人」です。

それを責める社会の方こそ、変わる必要があります。

🤝 最終章:だからこそ、RBR合同会社は“共生型の働き方”を選ぶ

私たちRBR合同会社は、これからの社会に必要なのは、
「雇用する/される」という上下関係ではなく
「共に成長していく」という未来志向の仕組みだと考えています。

けれど、社員・パート・アルバイト・契約社員が、
短期的に次々とFCオーナーとして独立・転身していく組織こそ最強であり、
これからの時代にふさわしい、理想的な未来志向の会社のあり方だと信じています。

退職に「罪悪感」を感じさせる文化ではなく、
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私たちがまず、飲食の現場から実現していきます。


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