「現場が得意=経営ができる」は大きな勘違い
1.「現場で重宝される人」が最も起業で失敗しやすい理由 ……
本記事では、「創業融資を受けたいけど、どうすればいいか分からない…」という方向けに、
最低限必要な準備と、融資申込書の具体的な書き方例まで、実務ベースで解説します。
創業融資とは、開業時や開業直後に受けられる公的融資で、代表的なのが日本政策金融公庫の「新創業融資制度」です。
「貯金ゼロでは絶対に通りません」
最低限の目安は創業資金総額の1〜2割(できれば3割)。
例:総事業費600万円なら→自己資金60〜180万円程度。
💡【実務アドバイス】
通帳の“預け入れ履歴”も見られます。開業のためにコツコツ貯めていた形跡が必要です。
「夢ではなく、現実的か?」が重視されます。
数字の根拠を示せるかが最大のポイントです。
この3つに対し、熱意と実行力があると納得させることが大切です。
など、「すでに動き始めている」状態が有利です。
融資実行後にやっと探す、という姿勢は通りにくいです。
例えば「内装200万円」と書くだけでなく、
→ 内装業者の正式見積書を添付する。
「広告費10万円」なら、
→ チラシ印刷会社・デザイナーの料金表を根拠にする。
“リアルさ”が伝わるかが重要です。
公庫の申込書は、「創業計画書」と「借入申込書」の2点が中心です。
ここでは「創業計画書」の具体的な書き方のポイントを紹介します。
✏️ 書き方例:
鉄板料理・ふぐ料理を中心とした大衆酒場「がぶ飲み食堂」をフランチャイズで出店。
庄内本店にて1年半勤務し、経営・調理・接客を一通り経験。
開業地は〇〇市□□町で、店舗契約内定済。近隣に競合少なく、ファミリー層を主客層とする。
✏️ 書き方例:
・定食(ランチ)/鉄板焼き(夜)/ふぐ唐揚げ・てっちりなど
・ドリンクバー付き飲み放題プランを強みとし、他業態との差別化を図る
✏️ 書き方例:
出店地域は住宅密集地で駅徒歩3分の立地。
周辺にはファミリー層・単身サラリーマンが多く、昼夜の集客が見込める。
近隣には大型チェーン以外の競合少なく、価格訴求力で優位に立てると見込む。
✏️ 書き方例(初年度)
月商 | 固定費 | 粗利率 | 営業利益 |
---|---|---|---|
250万円 | 家賃30万、人件費50万、材料費75万 | 70% | 約20〜30万円/月 |
※過去の同ブランド実績・直営店の売上データを参考に算出。
✏️ 書き方例:
✏️ 書き方例:
前職は飲食店勤務。1年半で売上管理・人材育成も担当。
家族との時間や自分の働き方を見直し、独立を決意。
本部のサポートと実績に魅力を感じ、FCとしての開業を選択した。
資料 | 説明 |
---|---|
創業計画書 | 公庫公式サイトからDL可(PDF/Excel) |
借入申込書 | 同上 |
見積書 | 内装・備品・厨房機器など |
賃貸契約書(写し) | 内定段階でも可(交渉中はメモ添付) |
通帳のコピー | 自己資金証明用(入出金履歴含む) |
身分証明書 | 運転免許証など |
印鑑証明書 | 法人予定者は別途 |
創業融資は、思いつきで申し込むものではありません。
「リアルな数字・地に足のついたプラン・あなた自身の覚悟」が伝われば、通過率は大きく上がります。
「創業したいけど、何から始めればいいか分からない」
そんな方のために、無料で初回相談も行っています。
ぜひお気軽にご相談ください!
RBR合同会社では、未経験でも挑戦できる実践型FC制度をご用意しています。
まずは、“あなたが生き残れる現実的な独立モデル”を、一緒に考えてみませんか?